産後2ヶ月から始める”ゆる引き締め週間”—頑張らなくても体型が戻るママのためのダイエット術
出産はママの身体に大きな変化をもたらします。
お腹まわりのたるみ、骨盤のぐらつき、体力の低下…。
妊娠前には当たり前にできていたことが、急に難しく感じられる方も少なくありません。
育児で自分の時間がほとんど持てない中で「産後ダイエットなんて無理」と諦めてしまうママも多いですが、実は産後の体は正しくケアすれば最も結果が出やすいタイミングでもあります。
焦らず、自然に身を任せ、頑張らない
産後の身体は、妊娠・出産で開いた骨盤が少しずつ元に戻ろうとしている時期です。
この自然な回復力を利用しながら、負担の少ない運動を取り入れることで、無理なく体型を戻すことができます。
ポイントは、頑張りすぎないこと。
特に産後2〜6ヶ月は、ホルモンバランスが整っていない時期でもあるため、激しい運動は逆効果になる場合もあるのです。
第一歩目は呼吸から
まず取り入れてほしいのは、呼吸です。
産後は腹直筋離開(お腹の筋肉の割れ目が広がる状態)が起きている方も多く、いきなり腹筋運動をすると腰痛の原因になることがあります。
そこでおすすめなのが「ドローイン」と呼ばれる呼吸法。
鼻から吸ってお腹を膨らませ、口から優しく深く吐きながらお腹をぎゅーっとへこませてます。
この呼吸を繰り返すだけで、インナーマッスルが自然と鍛えられ、ウエスト周りが引き締まりやすくなります。
家事の合間や授乳のあと、寝ながらでもできるので、忙しいママにもぴったりです。

ドローインに慣れてきたら
次に取り入れたいのは、骨盤底筋のトレーニングです。
これはお尻の穴や膣をキュッと締めるイメージで行う運動で、尿もれ予防や姿勢改善にもつながります。
姿勢が整うと代謝も上がり、脂肪が燃えやすい体づくりにつながるため、ダイエット効果も期待できます。

さらに、産後は全身の筋力低下が起きているため、スクワットなどの下半身強化も重要です。
とはいえ、「筋トレはつらい」という方も多いので、最初は椅子を使ったサポートスクワットや、赤ちゃんを抱っこしながらできる“ながらエクササイズ”でもOK。
日常生活の中に小さな運動を散りばめるだけで、十分に変化は感じられます。
たくさんの食材を適切な量食べる
そして忘れてはならないのが栄養管理です。
授乳中のママはとてもエネルギーを使うため、極端な食事制限は禁物。
しかし、タンパク質や鉄分、カルシウムなど、身体の回復に必要な栄養をしっかり摂ることで、自然と痩せやすい状態になります。
特にタンパク質は、筋肉の回復に欠かせないだけでなく、産後の疲れやすさ改善にも役立ちます。
お肉・魚・卵・大豆製品を毎食手のひら1枚分を目安に摂取するだけで、体の調子は大きく変わります。
最後に
産後ダイエットで最も大切なのは、「完璧を目指さない」ことです。
赤ちゃんの睡眠リズムや育児環境によって、予定通りに動けない日があるのは当然。
できた日は「よく頑張った」できなかった日は「また明日からで大丈夫」そのくらいの気持ちが、長く続けるコツです。
身体は必ず変わります。
産後の今は、未来のあなたが一番喜ぶスタート地点です。無理なく、楽しく、あなたのペースで始めてみましょう。
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