糖質の代謝に欠かせないビタミンB1【ビタミンB1解説】
「ビタミンは人間にとって大切な栄養素」
ということをことを知っている方は大勢いると思いますが、肝心の中身を知っている方は少ないと思います。
同じビタミンという名前がつくものでも、働きはそれぞれ異なり摂り過ぎると過剰症をひき起こすものもあります。
この記事ではビタミンの中の一つ、ビタミンB1について解説していきます。
ビタミンB1の効果
糖質の代謝を高める
糖質が体内でエネルギーに変わる時にビタミンB1は補酵素として重要な役割をします。
私たち日本人はご飯などの糖質から多くのエネルギーを摂っているため、ビタミンB1はとても大切なビタミンだと言えます。
神経の働きを正常に保つ
ビタミンB1は中枢神経や末端神経の働きを正常に保つためにも役立っています。
摂り過ぎと不足
過剰症
ビタミンB1は水溶性ビタミン(水に溶ける)であり、摂り過ぎても尿として体外に排出されるため過剰症は今の所みつかっていません。
欠乏症
ビタミンB1が不足すると食欲不信や倦怠感、痺れなどの症状がでます。酷くなるとむくみや心臓肥大の症状が見られる場合もあります。
また神経に異常をきたす場合もあり、反射神経の異常などの症状が見られることもあります。
糖質やアルコールを沢山摂る人や、運動によるエネルギー消費の多い人に潜在的なビタミンB1不足が多くいると考えられています。
ビタミンB1は精製によって80%失われる
穀物の胚芽にはビタミンB1がたっぷり含まれています。
しかし胚芽は精製によって失われるため、玄米の時点では沢山あるビタミンB1が白米に変わると80%も失われています。
ビタミンB1が不足していると感じる人は普段食べている白米を玄米に変えることで、しっかりとビタミンB1は摂れるようになるでしょう。
ビタミンB1を多く含む食材
ビタミンB1を多く含む食材には、玄米、そば、豚肉、ボンレスハム、大豆、絹ごし豆腐、ウナギの蒲焼などがあります。
まとめ
米が主食の日本人にとってビタミンB1は大事な栄養素です。
ビタミンB1を多く含む食材を選んで、不足しないよう心がけ、健康的な身体をつくりましょう。
ーこの記事を書いた人ー
パーソナルジム「HAKE FITNESS」
角田 雅弥(ツノダ マサヤ)
長年太ってたことにコンプレックスを抱えていたが、13kgのダイエット成功で人生が変わる体験を味わう。その経験をもとにパーソナルトレーナーに転身。
身体や今に悩みを抱えている人のサポートに真剣に取り組む。
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