「時間がないから痩せない」は勘違い？子育てママのための無理しないダイエット

―「頑張れない」のではなく「環境が過酷」なだけです―

「ダイエットしたい気持ちはある。でも時間がない。」

これは、私が子育て中のママから一番よく聞く言葉です。

朝は子どもを起こし、食事を用意し、保育園の準備。

日中は仕事や家事、帰宅後は夕飯・お風呂・寝かしつけ。

気づけば自分のことはすべて後回し。

それでも鏡を見たとき、

「産前の体型に戻りたい」

「せめて好きな服を着たい」

「こんなに毎日頑張っているのに…」

そう思ってしまう自分に、罪悪感を抱いていませんか？

まずお伝えしたいのは、

それはワガママでも、甘えでもありません。

なぜ子育て中は痩せにくいのか？【医学的視点】

子育て中のママが痩せにくい理由は、はっきりしています。

•慢性的な睡眠不足

•ストレス過多

•食事時間・内容の乱れ

•運動量の低下

痩せない原因は「意思が弱いから」と思われがちですが、それは間違いです。

痩せない原因は、環境の変化によって、仕方なく起きてしっていることがほとんどです。

特に重要なのが睡眠不足とストレス。

睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモン（レプチン）が減り、

食欲を高めるホルモン（グレリン）が増えます。

つまり、

「意思が弱いから食べてしまう」のではなく、

体がそうなるように仕向けられている状態なのです。

さらに、産後はホルモンバランスの変化により、

脂肪を溜め込みやすく、筋肉量も落ちやすい。

この状態で、

「毎日運動しよう」

「食事を完璧に管理しよう」

というダイエットが続くはずがありません。

時間がないママに必要なのは「足し算」ではなく「引き算」

多くのママは、

「何を頑張ればいいか」

を探します。

ですが本当に必要なのは、

頑張ることを増やさないダイエットです。

例えば、

•過酷な運動 → 不要

•完璧な食事管理 → 不要

•毎日やる → 不要

必要なのは、

◯1回10分以内

◯週1〜2回

◯できない日があってもOK

といったように無理を感じない程度に続けることです。

実際、筋肉や代謝は

短時間・低頻度でも正しく刺激すれば十分反応します。

重要なのは「量」ではなく「質」です。

ママのダイエットで最優先すべき3つのポイント

① 体重より体型を見る

産後は体重が戻っても体型が戻らないケースがほとんど。

原因は筋力低下と姿勢の崩れです。

② 食べないダイエットはしない

エネルギー不足は、疲労・イライラ・甘い物欲求を強めます。

結果、長続きしません。

③ 一人でやろうとしない

正しい運動・食事を「短時間で」行うには、プロの介入が最短ルートです。

「ママが自分を大切にすること」は、家族のため

自分の体型を気にすること。

キレイでいたいと思うこと。

それは、決して悪いことではありません。

むしろ、ママが元気で、笑顔で、自信を持っていることは、子どもにとっても、家族にとってもプラスです。

ダイエットは「我慢」ではなく、

これからの人生をラクにするための健康投資。

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最後に

子育て中で時間がない。

それでも変わりたい。

そう思えた時点で、あなたはもう十分頑張っています。

必要なのは、「もっと努力すること」ではなく、

あなたの生活に合った、正しい方法を選ぶこと。

私たちは、忙しいママでも続けられるダイエットを、医学的根拠と現場経験の両方からサポートしています。

「時間がないから無理」

そう諦める前に、一度、体と向き合うきっかけを作ってみましょう。

あなたのペースで大丈夫です。

ーこの記事を書いた人ー
パーソナルジム「HAKE FITNESS」
角田　雅弥（ツノダ　マサヤ）
長年太っていたことにコンプレックスを抱えていたが、マイナス13kgのダイエット成功で人生が変わる体験を味わう。その経験をもとにパーソナルトレーナーに転身。
身体や今に悩みを抱えている人のサポートに真剣に取り組む。