「歩こ〜歩こ〜♪」ウォーキングのタイミングによって変わるダイエット効果!
てこの原理を使った方が小さな力でも大きなものを持ち上げられる様に、ダイエットにおいてもエビデンス(科学的根拠)に基づいて取り組んだ方が効率的に進められます。
ウォーキングにおいても食前、食後どちらの方がダイエット効果があるかなどの論争が繰り広げられてきました。
食前と食後の違いを理解して、ウォーキングに楽しく取り組みましょう。
食事前のウォーキングのメリット
人間がウォーキングなどの有酸素運動をする時に使うエネルギーは大きく分けて2つあります。
それは糖と脂肪です。
この2つのうちまずは糖をエネルギーとして体は動き出します。
そして体内に糖が少なくなってきた時に脂肪をエネルギーに変換して使い出すのです。(脂肪燃焼)
ですので、歩き出して20分後から脂肪の燃焼が始まると言われるのは最初に主に糖をエネルギーとして使っている為です。
朝起きた時や、食事の前などは体内に使える糖が少ない状態になっています。
そのため空腹状態で散歩をすると、エネルギーに変換できる糖が少ないため、脂肪が早い段階から使われることになります。
つまり脂肪の燃焼が早い段階から起こり脂肪燃焼に効果的という訳です。
そしてウォーキング後はホルモンの関係で、食欲が抑えられるという効果もあります。
運動をした後に食欲が減ったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか!?
食事後のウォーキングのメリット
食後のウォーキングには血糖値の上昇を抑える効果があります。
食事を摂ると血糖値は上昇します。
血糖値が急に上昇すると肥満に繋がったり、血管を傷つけたりなど、様々な悪い影響が起こります。
食後のウォーキングは血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があり、肥満や病気の予防に繋がります。
そして食事から摂った糖が使われるので、体脂肪の蓄積を防ぐ効果もあります。
食事で糖を取り過ぎると、余った分は体脂肪として蓄積されます。
ウォーキングは糖を使うので、食後にウォーキングをすることで糖が余りにくくなるという訳です。
ウォーキングは食前?食後?ウォーキングに一番大切なこと。
結論を先にお話しさせていただくと、ウォーキングをするタイミングは食後、食前どちらでも構いません。
結論に拍子抜けされてしまった方もいるかもしれませんが、ウォーキングなどの運動において一番大切なことは続けることです。
もし例え「ウォーキングは絶対に食後にやった方が良い!」という人がいたとしても、食前に歩きたい時は歩くべきです。
せっかく、ウォーキングに対するモチベーションが高いのならば、「ご飯を食べる前だから、ウォーキングはご飯食べてからにしよう」などと後回しにせず、やりたいと思った時にやるべきです。
実際に後回しにすると、「満腹で動きたくないから、今日はウォーキングしない」などと、心変わりしてしまう場合があります。(私は何度もこれで運動のチャンスを逃しました)
つまり、ウォーキングしたくなる時があれば、その時にすれば良いのです。
習慣化させる為に、ウォーキングする時間帯やタイミングを固定することは良いと思いますが、それでもそれ以外のタイミングにウォーキングしたくなる時があれば、その時にするべきです。
モチベーションが無くなる前に行動し、心身共に最高の状態で散歩に臨みましょう。
おわりに
食前、食後、どちらのウォーキングにもメリットがあります。
ウォーキングを含めた運動は、私たちに様々な良い影響を授けてくれます。
定期的に運動し健康的で美しい理想の体を手に入れましょう。
それに向け、まずは散歩から初めてみましょう。
ーこの記事を書いた人ー
パーソナルジム「HAKE FITNESS」
角田 雅弥(ツノダ マサヤ)
長年太ってたことにコンプレックスを抱えていたが、マイナス13kgのダイエット成功で人生が変わる体験を味わう。その経験をもとにパーソナルトレーナーに転身。
身体や今に悩みを抱えている人のサポートに真剣に取り組む。
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