カルシウムの吸収をサポートし骨を強くする【ビタミンD解説】
「ビタミンは人間にとって大切な栄養素」
ということをことを知っている方は大勢いると思いますが、肝心の中身を知っている方は少ないと思います。
同じビタミンという名前がつくものでも、働きはそれぞれ異なり摂り過ぎると過剰症をひき起こすものもあります。
この記事ではビタミンの中の一つである、ビタミンDについて解説していきます。
ビタミンDの効果
骨を健康に保つ
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
その結果血液中のカルシウム濃度が高まり、骨の形成が促進されます。
小さい頃に牛乳を飲めと良く言われますが、これから身体を作っていく子供はしっかりとした骨を作るためにもカルシウムとビタミンDを摂ることが大切です。
血液中のカルシウムをコントロール
また血液中のカルシウムは神経の伝達や、筋肉の収縮に重要な役目を担っています。
そのため血液中のカルシウムを一定の濃度に保つことが大切ですが、そのコントロールをビタミンDは行っています。
摂り過ぎと不足
摂り過ぎると
ビタミンDを摂り過ぎると血液中のカルシウム濃度が上がり過ぎて高カルシウム血症になります。
また血管や肺などにカルシウムが沈着して腎機能障害や軟組織の石灰化障害を起こします。
ただし普通の食事でビタミンDを摂り過ぎる心配はありません。
不足すると
ビタミンDが不足すると骨が軟化するリスクが高まります。
子どもの場合は骨の成長障害が起こり、クル病になります。
また閉経後の女性の場合は骨粗鬆症による骨折のリスクが高まります。
いずれにしてもビタミンDの不足によって「骨」の問題が起こりやすくなります。
太陽を浴びると勝手にビタミンDがつくられる!?
人間の皮膚にはビタミンDの前駆体が存在し、紫外線を浴びることでビタミンDに変換されます。
紫外線は皮膚癌を招くリスクもありますが、ビタミンDをつくる上では大切です。
そのため過度に日焼け止めを塗ったり、あまり外に出ない人などはビタミンD不足に陥りがちです。
ビタミンDを多く含む食材
アンコウのキモ、サケ、サンマ、シマアジ、キクラゲにビタミンDは多く含まれます。
まとめ
ビタミンDは骨にとって大切なビタミンです。
ビタミンDを多く含む食材を食べるのはもちろんのこと、太陽を浴びて自ら作り出しましょう。
ビタミンDをしっかり摂って健康的な骨を維持しましょう。
ーこの記事を書いた人ー
パーソナルジム「HAKE FITNESS」
角田 雅弥(ツノダ マサヤ)
長年太ってたことにコンプレックスを抱えていたが、マイナス13kgのダイエット成功で人生が変わる体験を味わう。その経験をもとにパーソナルトレーナーに転身。
身体や今に悩みを抱えている人のサポートに真剣に取り組む。
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